知っておきたい著作権
飲食店やクリニックでは、よくキャラクターを壁一面に描いてる店舗を見かけるでしょう。この場合、著作権に気を付けないといけません。
基本的には施工会社が店舗デザインをおこなった時に申請をするのですが、なかには許可を得ずにデザインをして、あとから大きな問題となる場合もあるほどです。店舗デザインをするときは必ず、事前に許可申請をするようにしましょう。一番確かなのは、施工主が直接最寄りの機関を訪れて申請を出すことです。たとえば飲食店であれば、屋根や壁面に既存の有名キャラクターを使用したいと申し出ることになります。著作権を管理しているのは裁判所であるので、そこで必要書類を提示するだけです。審査は1日程度で完了するので、難しいことではありません。あとからトラブルが起きて業務ができなくなるよりも、最初のうちにしっかりと対策をとる方が賢明です。自分でするのが難しいときは、弁護士や司法書士を頼るのも一つの手です。
店舗デザインを決めるうえでの注意点
店舗デザインを決めるうえでは、一般住宅とは異なった視点で考慮し、決める必要があります。その注意点ですが、まず挙げられるのが「コンセプトを決めておく」ことです。この点が曖昧だと、デザインはもちろん店舗の広さや出店場所などのあらゆることが決まりません。そのため、どのようなコンセプトでお店を出すのかをあらかじめしっかりと決めておきましょう。
続いて挙げられるのが、マーケティングを考慮することです。コンセプトに合わせて店舗デザインを決定することはもちろんですが、併せてお客様が「来たい」と思うような仕組みを取り入れる必要があります。集客ツールの一つとしてデザインを利用するイメージです。
そして最後に、スタッフが快適に動けるよう利便性を考慮することも重要です。スタッフ間でコミュニケーションを取りやすいような間取りであったり、調理をする厨房の利便性を考慮したりと、快適な店舗経営を続けることができるよう意識しておくと安心です。